SharePoint Online モダンUI「サイトデザイン」メニューが追加され、GUIでテンプレート適用できるようになった

サイトの管理者権限を持っているユーザーが 歯車アイコンをクリックすると、[サイトデザイン]というメニューが追加されています。
SharePoint Online Modern UI SIte Design Menu

[サイトデザイン]をクリックしてみると、設定と説明のダイアログが開きます。
SharePoint Online Modern UI SIte Design Description Setting

サイトデザインとは何ですか。
サイトデザインはテンプレートのようなものです。
サイトデザインは、サイトを作成するとき、およびその後で適用することができ、テーマの設定、リンクのサイトナビゲーションへの追加、特殊な列や設定を持つリストの作成など、一貫性のあるアクションや構成のセットを適用します。
サイトデザインは通常、SharePoint管理者により使用できるように設定されます。
サイトデザインでできること、およびサイトデザインを作成して発行する方法の詳細については、下のリンクからご確認ください。

サイトデザインの詳細情報
そして リンクをクリックすると...英語のDocs(SharePoint site design and site script overview)が表示されます。ここは英語なのね。

サイトデザイン自体は、2018年ごろから JSONとか PnP PowerShellとかで提供されていた 「サイトテンプレートの後継版」ですね。クラシックUIでは お馴染みのサイトテンプレートの仕組みが モダンUIにもやっと実装された感じ。

「サイトテンプレート相当」自体の評価は これから...


SharePoint Online モダンUI お知らせの サイト・リストの構成

従来「ポータルサイト」と呼ばれていた、社内のお知らせなどを掲載する SharePointサイト。SharePoint Onlineが クラシックUIからモダンUIに変わるので サイト・リスト構成も見直しが必要かと思い...そもそも どのような構成があり、どのような会社規模に向いているかを考えてみました。

まずはアクセス権限。
SharePointのオブジェクト階層としては サイトコレクション、サイト、リストがあり、それぞれの単位で アクセス権限が設定できます。社内のお知らせを作成(投稿)する人を限定するかどうかは、利用ユーザーのITリテラシーや、会社のカルチャーによります。権限制御なしで「誰でも投稿」できる会社もあれば、部門ごとにサイトを分けて お知らせを投稿できるユーザーを限定する会社もあります。

そして モダンUIと言えば ハブサイト。
SharePoint OnlineモダンUIでは、「ハブサイト」と呼ばれるサイトを束ねる機能があります。ハブサイトは...大規模な会社で 組織変更などが多い場合にはメリットがありますが、(サイト数が少ない)小規模な会社では ハブサイトを使う必要性は あまり感じられません。

SharePointモダンUIのポータルサイトは、投稿の権限制御(なし,リスト単位,サイト単位,サイトコレクション単位)、集約機能(ハブサイトなし,ハブサイトあり)の組合せで、5つのサイト・リスト構成が考えられます。

No. ハブ数 サイトコレ
クション数
サイト数 リスト数 投稿
ユーザー
ユーザー数
規模
10111誰でも100
2011Nその部門だけ300
301N1その部門だけ1000以上
40N+11〜1その部門だけ1000以上
51N1〜1その部門だけ1000以上

表中の「ユーザー数規模」は、私の今までの経験から出した「目安」です。
5つのサイト・リスト構成の説明、メリット、デメリット、以下の通りです。

No.1 0:1:1:1 誰でも投稿OK

小規模な会社、ITリテラシーの高い会社などで利用される構成。
権限管理、容量管理などが容易。
ユーザーの誤操作(誤削除)などのリスクあり。
SharePoint Online Modern UI Site Structure 1

No.2 0:1:1:N 部門ごとのリスト

中規模な会社で利用される構成。
部門ごとにリストを分けて、投稿の権限分け。
リストごとに固有権限を設定するので 権限管理が少し難しい。
SharePoint Online Modern UI Site Structure 2

No.3 0:1:N:1 部門ごとのサイト

大規模な会社で利用される構成。
部門ごとにサイトを分けて、投稿の権限分け。
サイトごとに固有権限を設定するので 権限管理は容易。
部門ごとのサイトは分かれているが、サイトごとの容量は制限できない。
SharePoint Online Modern UI Site Structure 3

No.4 0:N+1:1:1 部門ごとのサイトコレクション HUBなし

大規模な会社で利用される構成。
クラシックUI時代に 大規模な会社で 利用されていた構成。
情報の集約には クラシックUIのコンテンツクエリWebパーツ、コンテンツ検索Webパーツなどが有用であった。
部門(サイトコレクション)ごとに容量制限できる。
SharePoint Online Modern UI Site Structure 4

No.5 1:N+1:1:1 部門ごとのサイトコレクション HUBあり

大規模な会社で利用される構成。
これから迎える「モダンUI時代」に 大規模な会社で 利用される構成。
情報の集約には モダンUIの ニュースWebパーツ、イベントWebパーツなどが有用。
部門(サイトコレクション)ごとに容量制限できる。
SharePoint Online Modern UI Site Structure 5


SharePoint Online モダンUIスキャナー(modernize scanner)

SharePoint OnlineクラシックUIサイトをモダンUIサイトに移行する前に準備ができるツール「Modernization scanner」の記事が、Microsoft Docsで公開されました。
Microsoft Docs Modern Scanner

(Docsに記載されている) 主な効果は、以下の4つです。
(1)モダンUIリスト/ライブラリの利用最適化
(2)サイトに Office365グループが接続されているか
(3)クラシックUIのページ(WikiページとWebパーツページ)のモダンUI化
(4)クラシック発行ポータルを モダン発行ポータルに再構築


(1)と(3)は 想定の範囲内ではありますが...英語文章のニュアンスと実際のツール動作がどうなっているか、評価が必要ですね。
(2)は ただScanするだけなら、実際のサイトには影響がないので問題なし?
(4)は 少し怖い感じがしますね...。クラシックUIで使ってた 発行インフラストラクチャー機能とか、発行機能だけの話しなのか、サイトテンプレート(サイト定義)を モダンUI用のチームサイトなどに置き換える話しなのか。

ツール自体は GithubのSharePoint PnP-Toolsの下からダウンロードできて、無償で使えます。2018年11月時点で 最新バージョンは 2.2です。
Github SharePoint PnP Tools Modern UI Scanner

Githubの階層名にある通り SharePoint PnP ツールなので、PnP PowerShellインストールモジュールのダウンロードとインストールが必要です。

モダンUIスキャナー(SharePoint.Modernization.Scanner.exe)を動かしてみると、ウィザード形式で進んでいきます。
(1) 認証情報の入力
・Azure ADなどの指定、ユーザー/パスワード指定など 何種類かの認証方法から1つ選択できます。
・SharePoint全体管理者権限を持ったユーザーアカウント、パスワード指定でやってみました。

(2) 対象範囲
・テナント全体、特定サイトコレクション、CSV取り込みの3種類から選択できます。
・いきなり「テナント全体」は怖いので、サイトコレクションを1つ指定してみました。

(3) スキャンモード
・Office365グループ、モダンリスト、Wikiページなどのテンプレートが準備されています。
・フルスキャン(All of the above)を指定してみました。
SharePoint Modernization Scanner Configuration

(4) スキャンオプション
・並列実行スレッド数などの細やかなオプションが準備されています。
・テナント内のサイト数が多い場合には、それに比例して実行時間が大きくなるので、オプション調整が必要かも。
・まずは、スレッド数= 5だけを指定してみました。
SharePoint Modernization Scanner Configuration options

(5) スキャン開始
・サブサイト数、コンテンツ数がそれほど多くないためか、すぐに(2分ぐらいで)完了しました。
SharePoint Modernization Scanner Configuration scan start

・実行(スキャン)が終わると、実行ファイルのあるフォルダに サブフォルダができます。
SharePoint Modernization Scanner Configuration result Folder

・そのサブフォルダ内に、結果のCSV, Excelファイルが複数できてます。
SharePoint Modernization Scanner Configuration result Files

結果のCSV, Excelファイルは (3)でフルスキャンを指定した場合は 15ファイルできました。
errors.csv
ModernizationListScanResults.csv
ModernizationPublishingPageScanResults.csv
ModernizationPublishingSiteScanResults.csv
ModernizationPublishingWebScanResults.csv
ModernizationSiteScanResults.csv
ModernizationUserCustomActionScanResults.csv
ModernizationWebScanResults.csv
Office 365 Group Connection Readiness.xlsx
Office 365 List Readiness.xlsx
Office 365 Page Transformation Readiness.xlsx
Office 365 Publishing Portal Transformation Readiness.xlsx
PageScanResults.csv
ScannerSummary.csv
UniqueWebParts.csv

CSVファイルは 文字コード UTF-8なので、そのままExcelアプリケーションで開くと 日本語が文字化けしてしまいます。Excelアプリケーションの [データ]タブ-[テキストまたはCSVから]で 文字コード「なし」で読み込むと Excelアプリケーションで文字化け無しで表示できます。

「ModernizationListScanResults.csv」には モダンUIリストスキャン結果として、リストごとの結果がCSVに格納されます。ユーザー用リストだけで、システム用リストは除外されています。リストの現在のUI設定は「List experience」という列に Auto, ClassicExperience, NewExperienceの3種類であらわされています。当該リストがモダンUIをサポートしているか、カスタマイズされているかは「List page render type」という列に CustomizedPage, HasPublishingfield, ListSettingOff, ListTypeNoSupportForModernMode, MultipeWePartなどの値であらわされています。
SharePoint Modernization Scanner Result List Setting

クラシックUIからモダンUIへ移行する前のアセスメント(事前調査、対象リストの一覧作成など)には 役立つツールだと思います。


SharePoint OnlineモダンUIをフル活用するには、避けて通れないハブサイト

SharePoint OnlineモダンUIをフル活用するには、避けて通れないハブサイト。ハブサイトがないと、クラシックUIの「コンテンツ検索Webパーツ」「コンテンツクエリWebパーツ」相当の 子供サイトから記事を吸い上げるような処理ができないんですよね。Microsoft公式のサポート情報も充実してきていますが...実際、どうなんでしょうか?
SharePoint ハブ サイトの概要
SharePoint hub サイトとは
SharePoint のハブ サイトの計画
SharePoint Online Modern UI hubsite image

ハブサイトの作成、子供サイトの追加、ハブサイトのWebパーツを調べてみました。

ハブサイト作成

近い将来、SharePoint Online管理センターからハブサイトが作成できるようになる予定ですが、まだ当分の間は・・・ハブサイト作成には、新しいSharePoint管理センターと、PowerShellコマンドとを使用します。

(1) 新しいSharePoint管理センターで「コミュニケーション サイト」(デザイン=空白)を作成します。
 チームサイトだと Office365グループができてしまうので、コミュニケーションサイトの方がよいです。
(2) PowerShellコマンドでテナントに接続します。
 Connect-SPOService -Url https://TENANT-admin.sharepoint.com
(3) PowerShellコマンドでハブサイト登録します。
 Register-SPOHubSite URL
(4) Principals[0]: のプロンプトで Enterキー

ハブサイトに子供サイトを追加

ハブサイト(親サイト)ができたら、子供サイトを追加します。子供サイト側から親サイトに追加する感じです。

(1) ハブサイトに追加したい子供サイトコレクションのトップサイトで、[歯車]-[サイト情報]をクリックします。
 サイトコレクションのトップレベルサイトだけが登録できます。サブサイトは登録できません。
(2) [ハブサイトの関連付け]で ハブサイトを選択して [保存]をクリックします。
 [ハブサイトの関連付け]で 「なし」を選ぶと、関連付けが削除されます。
(3) Office365スイートバーの下に ハブのトップリンクバーが表示されます。

SharePoint Modern UI Top Page Site Information Hub Relation

新しいSharePoint管理センターで ハブサイトに関連付けられたサイトが表示できます。
SharePoint Admin Center Active Site Hub Relation

ハブサイトのWebパーツ

ハブサイトでは、「ニュース」「強調表示されたコンテンツ」「サイト」Webパーツの設定オプションに ハブサイト用の設定が追加されます。

ハブサイトのページに「ニュース Webパーツ」を追加すると、ニュースソースの指定で「ハブ内のすべてのサイト」が選択でき、レイアウトで「ハブのニュース」が選択できるようになります。
SharePoint Online Modern UI hub site news web parts

ハブサイトのページに「強調表示されたコンテンツ(Highlighted content) Webパーツ」を追加すると、コンテンツソースの指定で「ハブ内のすべてのサイト」が選択できるようになります。
SharePoint Online Modern UI hub site highlighted web parts

ハブサイトのページに「サイト Webパーツ」を追加すると、選択のオプションで「ハブ内のすべてのサイト」が選択できるようになります。選択のオプションで「サイトの選択」を選択すると 「このハブに関連付けられているサイト」が一覧表示されて 表示するサイトをチェックで選べるようになります。
SharePoint Online Modern UI hub site web parts

(2018.11.30 追記)
SharePoint管理センターの設定メニュー、「サブサイト作成」の項目説明に、以下の文面が追加されています。
『サブサイトを作成するのではなく、ハブサイトを使用して関連サイトに接続することをおすすめします。』
SharePoint SubSite Creation Option

いままでは サイトコレクションの中に サブサイトを作成して コンテンツやアクセス権限を分離していたのですが、そのような構成ではなく 『サイトコレクション内には 1つのトップレベルサイトコレクションだけにして サブサイトを作成するな!ハブサイトでつなぎ変えろ!』っというメッセージですかね。

ハブサイト推し なのは解りますが。
その割には ハブサイトは 1テナントあたり 100サイトまでっという制限があったり...推し具合が解り辛い。


SharePoint Online新しい管理センターでは サイトURL(管理パス)と言語が指定できない

SharePoint Online新しい管理センターで、[アクティブなサイト]-[+作成]をクリックすると、「チームサイト」「コミュニケーションサイト」「その他のオプション」の3区分で、サイトコレクションが作成できます。
3つのどれを指定しても 初期画面ではサイトコレクションURL指定はできないようにみえますが サイト名を入力すると サイトURLの入力テキストボックスが表示されます。以前の管理センターでは 管理パス(/sites/, /teams/)と サイトコレクションURLと既定言語が指定できたのですが、新しい管理センターでは 管理パスは指定できず「/sites/」だけ、既定言語も指定できなくなります。

SharePoint Online Admin Center Create Site Collection

『チームサイト』
Office 365 グループに接続されているサイトを使用して、ドキュメントの共有、チームとの会話、イベントの追跡、タスクの管理などを行います。
SharePoint Online Admin Center Create Site Collection team

『コミュニケーションサイト』
動的で美しいコンテンツを組織のユーザーに公開して、ユーザーがトピック、イベント、プロジェクトを理解して関与できるようにします。
コミュニケーションサイトの場合は、「トピック」 「ショーケース」「その他」の3つのデザインから1つ選択できます。
SharePoint Online Admin Center Create Site Collection communication

『その他のオプション』
Office 365 グループなしの新しいチームサイト、またはドキュメントセンター、Enterprise wiki、公開ポータル、Project Web Appサイトを作成します。
その他のオプションでは、「ドキュメントセンター」「エンタープライズ Wiki」「発行ポータル」「チームサイト(クラシック表示)」「Project Web Appサイト」の5テンプレートから1つ選択できます。
SharePoint Online Admin Center Create Site Collection other

そして そして、今までのSharePointではできた「後からサイトテンプレートを指定」するようなサイトコレクション作成がサポートされなくなりました...。会社で サイトテンプレートを作成して、Look & Feelを統一するのが当たり前だったのですが、それがサポートされないということは Microsoftが提供するテンプレートでバラバラに作る...そして バージョンアップされたら 色々なサイトが出来上がる...っという感じになるってことですね。とても 残念です。

気を取り直して...
コミュニケーションサイトのデザイン、3種類を見ていきたいと思います。
3つのデザインで 「サイトの機能」設定には差異がなく、初期で作成される「サイトコンテンツ(リスト/ライブラリ)」にも差異はありません。スタイルライブラリ、フォームテンプレート、サイトのページなどのシステム的なライブラリと、ドキュメント(ライブラリ)とイベント(リスト)が標準で作成されます。

「トピック」 のデザイン、おしゃれな感じです。
SharePoint Online Communication Site Topic

・ヒーロー(Hero) Webパーツで 大小5つのタイル表示
・ニュース Webパーツで 4つの画像とテキスト表示
・イベント Webパーツで 4つの予定表示
・強調表示されたコンテンツ Webパーツで サイト内のドキュメントを4つ表示
・クイックリンク Webパーツで 4つのリンクを表示
・ユーザープロファイル Webパーツで プロファイルを表示

「ショーケース」のデザイン、おしゃれな感じです。
SharePoint Online Communication Site Showcase

・ヒーロー(Hero) Webパーツのレイヤー表示で 3つのレイヤー表示
・画像ギャラリーWebパーツで8つの画像を表示

「その他」のデザイン・・・本当に空白。
SharePoint Online Communication Site blank

(2018.10.04 追記)
コミュニケーションサイトを、詳しく確認してみると、サイト設定画面「トップリンクバー」メニューが無くなってました。

そして、トップページ(サイトのホームページ)では サイトタイトルの下に「サイドリンクバー(Quick Launch)」が表示される...これは いわゆる Oslo 配置。Seattle から Oslo そして Modern へという記事にあるように Seattle→Oslo→Modern(メニュー配置はSeattle) そして Modern(メニュー配置はOslo)ということでしょうか?サイトナビゲーションの仕組みだけみると「かなり迷走」しているような気がします。



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